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Good Foods Revolution

我が家のお茶

我が家のお茶・煎茶

三重県美杉町産 在来種  農薬・化学肥料不使用

三重県津市美杉町の自家茶園で育った「我が家の緑茶」
 

品種:在来種(40年以上地域で栽培されているお茶の木)
栽培方法:農薬化学肥料不使用 堆肥はやまびこ農場やまびこ牛の完熟たい肥のみ使用

 

我が家のお茶は、在来種ならではの滋味深いお茶です。

緑茶は昔から万病予防に用いられていました。

ビタミンやミネラル豊富な、おばあちゃんのおうちで飲んだ記憶を蘇らせてくれる緑茶です。

第二の故郷「三重県美杉町」の風景

僕が10歳のころから大学を卒業するまでを過ごしたのが、三重県津市美杉町(当時は美杉村)という、三重県と奈良県の県境にある里山で、まさに、農ある暮らしに目覚めた大きなきっかけをくれた地域です。多感な時期を過ごし、農ある暮らしを原体験として学び過ごす時間の中で、常に風景の中に溶け込んでいたのが、狭い山の斜面などに美しく管理される数々の茶畑でした。近所の友人たちとかくれんぼして遊んだのも茶畑で、新緑の頃のお茶畑の香りは、今でも僕の脳裏に焼き付いています。

家庭の味としての家庭茶園「我が家の緑茶」

美杉はお茶の産地としてもよく知られた地域で、当時は「宇治茶」という京都方面のブランド茶として、広く栽培され、村の主幹作物の一つでもありました(現在は伊勢茶ブランドとして流通)。美杉町地域は山深い奥地に位置され、昼夜の寒暖差が大きく日照時間が短い、そして霜や露が多いので、茶葉がやわらかく育ちおいしいお茶が出来上がる事でも有名です。
どの家にも、それぞれに小さな茶畑があり、村には小さな製茶所がありました。毎年、5月から6月にかけて家々で新茶を刈り取り製茶上に持ち込んで緑茶に仕上げて、家族で飲むお茶を作っていました。家庭菜園ならぬ、家庭茶園です。そして、どの家にもそれぞれに我が家のお茶がありました。もちろん、私たちも近所の茶畑を借り、「我が家のお茶」を作って飲んでいました。家族総出で茶摘みをし、自宅の一室に茶葉を広げごみ取りをし、茶葉が痛む前に急いで製茶上に持ち込み、出来上がったばかりの新茶を家族で飲む。今年のお茶はうまいとか、甘みが弱いとかそれぞれの感想を言い合い、時間を過ごす、そういう、風物詩が、記憶に刷り込まれています。その風景は、当たり前すぎて、むしろ毎日飲まされる緑茶に、「ジュースが飲みたい」と子供らしい文句ばかり垂れていたのを思い出します。

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お茶の風景 ~その1~

春に新しく伸びた、柔らかい新茶の部分だけを、バリカンのような機械で丁寧に手刈りしていきます。うっかり気を抜くと、新芽の下の枝の部分まで刈り取ってしまうと、あとで茶葉の掃除が大変になります。
この茶がり機にはファンがついていて、刈り取った茶葉を後ろの袋に吹き飛ばします。
刈り取る人と、後方で袋を持ち、茶葉をため込んでいく人との二人作業。

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葉

お茶の風景 ~その2~

山と畑の境界を使った美しい茶畑。こういう小さな茶畑が各所にみられる美杉の原風景。
機械化された大規模茶園では、効率悪く管理できない茶畑は、そのほとんどが家族消費用として残されている。
狭い里山の土地を最大限利用する農家の知恵と地域の伝統文化が、今なお息づいている里山。
しかしながら、減少の一途をたどっているのもまた現実なのです。

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お茶の風景 ~その3~

家の中に所狭しと並べられた摘み立てのお茶。家の中は茶葉で埋まり、新茶の香りに包まれる。この季節のいつもの風景。
摘まれたお茶は、すぐに痛むので、できるだけ早く製茶場に持ち込む。

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お茶の風景 ~その4~

茶葉の山から丁寧にごみを取り除く。このゴミ取りを怠けると、おいしいお茶にならない。

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お茶の風景 ~その5~

長年にわたり、一緒に茶山を管理しているやまびこ農場の片野さん。
里山で伝統の松阪牛肥育を行いながら、牛の健康を最優先に考えた赤身和牛「やまびこ牛」を育てる有畜複合農家でもあります。

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お茶の風景 ~その6~

【やまびこ農場】
里山の耕作放棄地を開墾して作られたやまびこ牛の運動場。この牛たちはホルモン剤や抗生物質を一切与えていない。この牛たちの堆肥を完全発酵させたものをお茶畑に使用している、完全循環型農場。

いま改めて思う家庭のお茶の味

おかげさまで、いまでも我が家のお茶畑は健在で、最近こそ茶摘みに参加することは減りましたが、近年までは自分たちで茶摘みをし、自家用の緑茶として一年分を保管していました。
そして、この、当たり前すぎる豊かな時間を、おいしいお茶を皆さんにも飲んでほしいと思うようになりました。そういう想いで出来上がったのが、今回ご案内する「我が家の緑茶」です。

今年は豊作

「我が家のお茶」を案内しようと思ったきっかけの一つに、今年はお茶の木の生育が良く、例年よりも収量が上がったこと、そして、「我が家の茶畑」を一緒に管理している、「やまびこ農場」の片野さん家族の長男が、実家に戻ってきて就農したことで、刈り取れる量が増加したことが挙げられます。これこうして、いままで私たち家族の楽しみだけだったお茶を、皆様にもご案内できるようになりました。新茶特有のとろみとまろやかな甘み、胸いっぱいに広がる美杉の香りをぜひ感じてほしいものです。

もちろん、農薬、化学肥料は使っていません

もちろん、農薬、化学肥料は使っていません。
お茶の葉は、直接お湯を注いで飲むものなので、農薬は一切使用していません。堆肥はやまびこ農場で飼育されるやまびこ牛の完熟たい肥のみを使用しています。もちろん、化学肥料も使用しません。私たちの第二の故郷、三重県美杉町の豊かな自然の中で育った、「我が家の緑茶」をどうぞお楽しみください。

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 〈 美味しい淹れ方 〉
・茶葉は一人前が8gから10gです
・1煎目は70度くらい、2煎目以降は80度くらいで淹れてください
 お湯の温度が高すぎると苦味が強くなります。
 温度が低すぎると旨みがでにくくなります。
・水出しのような緑茶がお好みの方は40度くらいのぬるい湯に茶葉をいれて冷めるまで常温、冷めたら冷蔵庫に入れて一晩おいてお飲み下さい。
・急須の上からお湯を注ぎ、茶葉がジャンピングするように淹れると美味しくなります。

 

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