《温度について》
Q.1
A.1
暑さ対策を教えてください。
新聞紙を2枚ずつ棒状に丸め水で湿らせた後、箱の四隅に入れておくと、気化熱のため、箱の中が外気より涼しくなります。 その周囲にミミズが行くと思います。
Q.2
A.2
コバエがたくさん発生しています。小さな蟻も中に入ってきますが、大丈夫ですか?
その1 : コバエを取るのは市販の蝿取りリボンやコバエホイホイを使用してみてください。
その2 : 口のすぼまった小さなびんに少量のビールやワインを入れ、ミミズ箱の中に立てて半分埋め込んでみてください。発酵臭につられびんの中に入り、出られなくなって溺れます。蟻はミミズ箱の周囲にワセリンを塗り、蟻の退路を断つとともに、市販の蟻殺しを箱の下に設置してください。なお、蟻はミミズに害は与えません。
Q.3
A.3
12月頃からミミズ箱の中に、細くて白い繊維状のもの(1~2 cm) が大量に発生しています。
シマミミズの子供は小さくてもよく見ると少しピンクがかっています。ヒメミミズは全身真っ白です。ですから、それはヒメミミズと思われます。シマミミズに何の影響もありません。春になると、ヒメミミズもいなくなります。箱の中が湿気ているとヒメミミズが繁殖します。新聞紙を水に濡らさず、丸めて箱の四隅に少し掘って埋めてください。効果があると思います。
《処理について》
Q.1
A.1
ミミズ箱の表面を見る限り、ミミズが生ごみを食べてくれているのか分かりません。
ミミズ箱のたい肥(ミミズの糞) の表面に濡れた新聞紙をかけていますか。ミミズは新聞紙も食べるので、破れているかどうかで確認できます。また、生ごみは表面にまくのではなく、穴を掘り入れてください。
そうすると、ミミズが生ごみの近くに寄って食べているのが確認できます。
Q.2
A.2
ミミズは増えたようですが、その割に、生ごみの消費量が多くなったとはおもえません。
ミミズには歯がありません。バクテリアが生ごみを分解し、分解されたものをミミズが食べます。冬はバクテリアの活動が鈍るため、生ごみが処理される量は大変少なくなります。
Q.3
A.3
ミミズが生ごみを食べてくれません。
夏が異常に暑いと、ミミズが減ることがあります。また、たい肥(ミミズの糞) がかなり溜まっているのかもしれません。あまりにたい肥が多いと空気の流通が悪くなり、ミミズが減少することがあります。少したい肥を取って、中身を少しかき混ぜてください。これでミミズ箱の状態が向上すると思います。ミミズ箱を増やしてもよければ、たい肥は取らず、箱の中身を半分ずつにします。前と同じくらいの高さになるように、落ち葉や新聞紙、ダンボールなどの詰め物をしてください。
Q.4
A.4
投入した生ごみがなくなっていません。どのくらいに切ってどの程度投入すればいいですか?
夏が異常に暑いと、ミミズが減ることがあります。また、たい肥(ミミズの糞) がかなり溜まっているのかもしれません。あまりにたい肥が多いと空気の流通が悪くなり、ミミズが減少することがあります。少したい肥を取って、中身を少しかき混ぜてください。これでミミズ箱の状態が向上すると思います。ミミズ箱を増やしてもよければ、たい肥は取らず、箱の中身を半分ずつにします。前と同じくらいの高さになるように、落ち葉や新聞紙、ダンボールなどの詰め物をしてください。
《堆肥・液肥について》
Q.1
A.1
たい肥(ミミズの糞) をいつ取り出せばいいですか?
ミミズは表面で糞をします。基本的には容器がいっぱいになってからで構いません。その頃には一番下の箱の堆肥も熟成されており、すぐ使用しても大丈夫な堆肥になっています。更に天日干しにすることにより、よりよい堆肥になります。
Q.2
A.2
液肥の色が薄いような気がします。以前はもっと濃かったと思うのですが、何か違いがありますか?
暑くなって野菜の分解が早くなったため、ミミズの尿ではなくて、野菜の汁が出てきたと思われます。
Q.3
A.3
ミミズ箱の下に置いている受け皿に液が出てきませんが、たい肥がうまくできていないのでしょうか?
今まで出ていたのに出なくなったのなら蛇口の詰まりです。液肥トレイに落ちたミミズ堆肥を取り除いてください。取り除いた堆肥も素晴らしい肥料ですから、鉢の上や木のまわりに置いてやりましょう。秋から春にかけてはあまり液肥は出ません。今まで出なかったのは、箱の中が少し乾きすぎていたのかもしれません。たい肥の表面には濡れた新聞紙がかぶせてありましたか。ミミズは新聞紙を食べます。
たい肥の表面にかぶせた新聞紙が食べられていたら新聞紙をかけてください。また、入れられる生ごみにもよります。水分の少ない生ごみでは液肥は出にくいです。
《ミミズについて》
Q.1
A.1
日によって、ミミズが上にたくさん出ているときと、中に潜っているときがあります。問題はないですか?
ミミズは通常、表面から20cm くらいまでの範囲にいます。ふたの裏にいる場合は、ミミズ箱の中の環境が悪いから上がってくるのですが、潜る場合はあまり問題ありません。雨が近づくと、気圧の変化のせいかよく蓋にはい上がっている様です。
Q.2
A.2
ミミズの数が増えているようです。箱を増やさずそのままにしておいても適量になりますか?
投入する生ごみに見合ったミミズの量になるかという意味でしたら、そうなります。
Q.3
A.3
ミミズの動きが活発になってきましたが、生ごみを食べている様子がありません。
ミミズの動きが活発なら生ごみを食べています。
分解の遅い生ごみをたくさん入れたので、生ごみが減らないと思われているのではないですか。
Q.4
A.4
庭にいるミミズをキャノワームに入れて良いか?
ボールペンほどの大きさで落ち葉の下に生息するフトミミズは生ごみを直接食べることはできませんので、キャノワームには不向きです。
Q.5
A.5
ミミズは増えますか?増えすぎませんか?
ミミズは周年卵を産むことができ、繁殖能力が高い生き物です。ですが、ミミズ箱の広さによって数を調整している賢い生き物なので、手に負えないほど増えることはありません。
《その他》
Q.1
A.1
長期不在でも大丈夫ですか?
1・2週間程度のご不在でしたら心配いりません。出発前に少しエサや新聞紙を多めに入れても構いません。
Q.2
A.2
ミミズ箱を増やしたいのですが、どうすれば?
もう1箱ミミズ箱を増やす場合はたい肥(ミミズの糞) を取らず、中身を半分ずつ箱に入れてください。その時の詰め物はココナツ繊維ではなく、水で濡らしたダンボールや新聞紙などのお金のかからないものでよいです。なお、たい肥を半分ずつに分けるとき、アメリカミズアブのさなぎ(黒色) がいたら取り除いてください。
ミミズについてはまだまだ未知なることも多く、コンポスト容器についても改善・改良の余地がたくさんあります。
これからもミミズの研究、商品の開発に努めて参りますので、お客様からのご意見やご感想またご質問等ありましたらお気軽にお問合せください。